尾張地域:半田市「小栗家住宅」
○テーマ:国の登録文化財「小栗家住宅」に来て、見て、もちつき・大福もちづくりを体験しよう!
○日 時:平成24年12月16日(日) 13:30〜16:00
○場 所:小栗家住宅(半田市中村町1−18)
○参加人数:小学生1年〜5年生24名(5年生21名、4年生1名、2年生1名、1年生1名)
保護者数名
時 間 | 内 容 | 場 所 |
13:15〜13:30 | 記帳 | 主屋 |
13:30〜14:30 | 小栗家住宅についてのお話と建物の見学 (講師:小栗家住宅当主 小栗宏次氏) |
主屋座敷 |
14:30〜16:00 | もちつきと大福もちづくり体験(2グループに分かれて体験) (講師:佐吾由 榊原町枝氏、萬三商店) |
主屋土間 |
○建物の特徴
小栗家は、万三(まんさん)商店として、古くから醸造業、肥料、米穀、綿糸などの問屋業を手広く営んでいた豪商であった。その邸宅が半田運河沿いの通りに面して立地している。古い建物は明治3年(1870)と140年以上前に建てられ、昭和19年(1944)年に発生しM7.9と推定された東南海地震や、昭和34年(1959)年の伊勢湾台風をはじめ幾度の自然災害にも耐え、知多半島を代表する豪商の邸宅が、ほぼ当時の状態で今に至っている。主屋、表門、書院、茶室など計8件が国登録有形文化財に登録されている。
○事業の内容
所有者より文化財や小栗家住宅について解説いただいた後、所有者の案内で建物の内部を見学しました。その後、開催時期が年末ということもあり、もちつきを土間で体験しました。また、近所のお餅屋さん指導のもと、大福づくりにも挑戦しました。 小栗家住宅についてのお話を聞いた子ども達からは、「ガラスや天井にもその時にしか作れない技術があることにびっくりした。」「登録文化財という言葉を初めて知った。小栗家住宅が登録文化財ということがびっくりした。」といった感想が聞かれた。また、餅つきをほとんど体験したことのない子どもや、初めて土間や竈を見た子どももおり、日本の伝統的建築や伝統的な文化に触れるよい機会になったのではないだろうか。また、小栗家住宅では小栗家を訪れたお客様は必ず記帳をされるが、今回は子ども達も小栗家のお客様として、事業開始前に記帳を体験した。皆緊張した面持ちで真剣に記帳していた。
○当日の様子